先日、AWS環境のクライアントと関わるケースがあった際に、自分のコミュニケーションにおける解像が低いと感じ、AWSの理解も兼ねて試験を受けてきました。(一応合格しています。)

コラムの価値は無いでしょうが、自分の感じたことは残しておきたいなと思いました。

今回受けた試験:AWS CLF

恐らく、簿記検定3級、英検3級、ITパスポートといったレベル感かと思います。
「EC2とは?」「S3とは?」などなど、本当にAWSの概念と基本的な仕組みを学ぶための試験です。

SEOを行っていても、キャッシュやCDNの理解はあったので、「ELB(トラフィック分散のロードバランサー機能)」や「クラウドフロント(AWSのCDN)」などは頭に入りやすかったです。

SNS等をみていると、「2週間〜1週間で合格」などの記事が多く、正直少し舐めてかかっていましたが、もともと勉強できるタイプでもなく、試験の2週間前から仕事がシンプルに忙しく、結構バタバタな受験となりました。

使用した教材(※アフィじゃありません)

2つとも、調べたら大体お勧めされる教材でした。
結論非常に良かったです。

Kindleの本を2周して、問題集をひたすら解くといったフローで学習しました。

勉強時間と期間

トータル:3.5週間ほど

平日:1〜2時間
休日:5時間前後

といった配分でした。

ただ、後半2週間は忙しくて、勉強の時間が取れずに「せめて寝る前に…」と問題集を1つづつ解く程度でした。あとは、平日のお昼にご飯食べながら間違えを復習したりしていました。

不安だった・悩んだポイント

1.思いの外テキストが頭に入らない

OJT人間でもあり、頭も良くないので、テキストを読んでいてもなかなか頭に入らない…。

「完全に理解しなくても良いのでまずは、1周読もう!」みたいなサイトが多く、ひとまずテキストを読み進めたが、ELBとクラウドフロント以外、まともにイメージがつかないんですねw

それこそ、ハンズオンで手を動かしながら学習できれば良かったのですが、一度の学習にそこまで時間を取れない生活リズムで、テキストと問題集でいくことを決めました。

結局、問題集を解きながら理解が浅い部分を、調べたりnotion等にまとめて整理していたので、テキストを読んでいてイメージしづらい方は、問題集から入るのも良いと思います。もしくは公式でもUdemyでも、動画で解説系の教材等を活用するのもよしです。

2.テキストだけだと少し甘い

これは、テキストを悪く言うつもりではないんですが、上記のテキストだけだと、少し内容が浅い印象を受けました。

様々な問題を解いていくうちに「え、こんなのあるの?」みたいなことが少なくありませんでした。こればっかりは問題を解いて、理解度のギャップを埋めていくしかありませんが…。

3.アカウントの名前表記について

試験を受ける際に、AWS認定アカウントなるものを作るのですが、名前の入力が英語一択なんです。

試験の申し込みを済ませると、届いたメールが英語から日本語訳なんで仕方ないんですが、名前の漢字が違うんです。

私の苗字は「葛西」なんですが、メールには「笠井」と表記されている…。
しかも、試験を受ける際に身分証明等が必要で、名前の間違えには厳しく書いてあります。

今回は、ピアゾンといって会場での受験でしたので、「え?これ本当に大丈夫?勝手な英語to日本語訳だから、あんま関係ないだろうけど、本当に大丈夫?」と思って、前日まで結構悩みました。

問い合わせれば良かったんですけれどもね。
結果、特に問題ありませんでした。

ピアゾンの場合なのか、試験会場で写真を撮られるのですが、確認でみたその人相の悪さの方が気になりました。

実際の試験を受けてみた結果

1.本番の設問は想像よりも難しいが回答は絞れる

Udemyの【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(6回分390問)という問題集を行なっていて、「教材のテスト後半は本番の試験より難しい」と書いてあったので、本番の方が楽だろうと、心の奥底で油断していました。

受けた結果としては、設問自体は教材と同じレベルでちゃんとしていました。

ただ、回答が2択に絞りやすい感じで、関係のないものも多く記載されている印象でした。
(教材の回答は、4つと際どいものが多いのでしっかり理解していないと正解できないものが多かったのです。)

2.CLFだけじゃダメだ…SAAも受けよう

見出しに語弊がないように言いますが、「私の本来の目的に対して」という意味です。
CLFだけでも持っていることは素晴らしいことです。

基礎的な試験なので当たり前なんですが、CLFに合格・内容を理解しただけでは当然、ツールのユースケースや応用的なイメージが全くできません。普段の業務に活かすには流石に浅かったですね。

CLFは終わった瞬間に結果がわかるのですが「合格」とあったので、帰りの電車では、SAA(ソリューションアーキテクト)の資料とUdemy-の教材を購入して読み始めました。

覚えたもののユースケース的な内容に近い印象を受けており、点と点が繋がる感じで面白いです。
物覚えが良い方や、もともとクラウドの理解がある方は、SAAから受けても良いのだろうなと感じました。

事実、そういったコメントも多く見受けられました。

まとめ

小さな資格ではありますが、コツコツ勉強してた結果が「合格」という形になってくれるのは嬉しいです。

Web解析士はステップアップに比例して高額すぎる&毎年、年会費を払うほど価値を感じれなかったので手放しましたが。(それでも、この業界に入る際の学びとしては非常に役立ちました。ありがとうございました。)

AWSはしばらく継続して学習と資格のステップアップを目指しますが、「資格取得」にフォーカスしすぎてもあまり本質ではないと思うので、ハンズオンも交えてイメージをしっかり掴つつ、補助の延長程度で取得していければ良いなと思います。

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葛西 洋介

都内Webマーケティング企業に勤務。対応サイトは過去大小含め80サイト以上。
企業サイトの案件が多く、SEOというよりは事業理解やマーケティング側面を大切にしています。
また、上流から下流まですべて対応する経験が多く、大抵のことは自分で実装まで対応可能です。
最近はAWSの理解とPythonとSEOの組み合わせ研究が楽しいです。